「石西礁湖の海を体験しよう!」開催報告
10月20日(日)、27日(日)の2日間で、地元の高校生を対象とした、ボートで行くシュノーケリング体験会を開催し、2日間合計で17人の高校生に参加をしていただきました。また、今回シュノーケリング体験は、「サウジアラムコ沖縄サンゴ礁保全活動支援基金助成事業」としての開催でした。
開催目的は、石西礁湖の海でシュノーケリング体験を通じて、海の事やサンゴの状況を観察してもらい、海の現状を認識する機会とし、環境保護への一歩を歩みだす機会にしていただくことです。2024年度の沖縄エリアにおいては、過去最高気温を記録する日があり、海水温度も高い状況が継続した結果、石西礁湖エリアでサンゴの白化が多発し、死んでしまうサンゴも多く見られましたので、その現状を地元の高校生に見ていただきました。
出発前に、サンゴについて座学で情報提供を行い、その後シュノーケリングを通じて自分の目でサンゴの現状を見ていただきました。地元育ちの参加者でしたが、ボートに乗ってシュノーケリングを始めてする方が7割以上で、シュノーケリング体験自体も初めてという方もいて、海の中状態を知らない高校生も多くいるとことを改めて認識しました。
参加者からの意見としては、「サンゴが思っていたよりも死んでいてびっくりした」という率直な言葉や、「場所によって、サンゴの色とか種類も違って魚の大きさとかも違うことがわかりました。」等の声があがっていました。
今後も、海を楽しみながら海の現状を知っていただく機会を創り、石西礁湖の生態系を回復するための取組みを継続してまいりますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。